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英国の幻のグループForestの1st。メンバーも無名で彼らが現在何をしているかもさっぱり分からない。
グループは男性3人で牧歌的なハーモニカと余り上手いとは言えない(笑)コーラスが特徴的である。ドラムセットは使っておらずパーカッションを少々叩いているだけでリズムの力強さは殆どない。ジャカジャカとストロークを刻むGuitarに載ったフォークであるが、整合感のある音というよりは、サイケデリックな音であり、初心者には厳しいかも知れない。
ところで、「空耳見聞録」p.231の「フォレストてちょう」という項目に「..英国のフォーク・ロック・グループ"FOREST"の活動日誌。...」という記述があるが、そのような活動日誌が出ているという情報は無い。こういう冗談を書いて初心者を煙に巻くのはやめなさいって。(爆)ヲタクにしか通用しないですから。
遊佐度
廃盤度 (オリジナル盤)
TOCP-7696/東芝EMI/1969
どうしようもなく典型的な美しい5人組英国フォーク・ロック・グループTreesの2ndである。曲はトラッドのアレンジが半分位で、残りが自作曲である。
お約束の女性ヴォーカルと、どたばたドラム。エレクトリック楽器は余り使用していない。Track5の"Fool"で若干E.Guitarを使用しているが、エコーを十分使い音に奥行きを作る効果的な使用方法が取られている。またTrack7のVilolin奏法も良い。
このような実験的ロック手法が、その手の人々に愛される理由の一つだと思う。
また、このグループも「空耳見聞録」に上記のForestと一緒に記載されているが、何人の遊佐ファンが知っていると思っているのでしょうか。
遊佐度
廃盤度 (オリジナル盤)
VSCD-1216(I)/ヴィヴィッド・サウンド/1970
これは凄いレコードが再発された。ジャケットにも書いてあるのだが、本作は若干15歳のMike Oldfieldと姉のSally Oldfieldが参加しているアルバムである。彼らに加えてRay WarleighのFlueteとTerry CoxのPerc.が紡ぎだす美しく、ちょっとはかない音は、汚れと無縁の純粋なものである。
曲はMikeの後年の作品とは直接は繋がってこない、素朴なフォークである。しかし、これらの曲は全てOldfield兄弟の手に寄るもので、既にメロディーメーカの才能の一片を見せている。アコースティックな音世界に溶け込んで行く震えるようなSallyの声はとても美しい。
遊佐度
廃盤度
TACD 9.00586 O/Transatlantic Records/1968
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英国フォーク・ロックの有名どころといえば、彼らを外すわけにはいかない。3rdに当たる本作は最高傑作の説もあるくらいである。
"All the instruments played on this album are accousitc"とジャケットにもある様に、全編かき鳴らされるA.Guitarで埋まっている。「ロック=ディストーション・ギター」の公式はここでは成立しないのであるが、Track.1やTrack.5の躍動感はロックの血が入っている。
ドラムは手数は多いがあまりドタバタ叩かず、上品な印象を受ける。
遊佐度
廃盤度
16084/MSI/1969