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南米のヘヴィ・メタルなんて想像も出来ない人が多いと思う。さて、音はクラシックのフレーズまで飛び出す、正統派美旋律物である。疾走するリズムに美旋律ストリングス、何て書くと違和感があるように思うが意外や意外。クラシックはシューベルト、パガニーニを始めとして色々使われている。クラシックの美旋律の後、デス声の嵐では無いので初心者にも安心。
さてさて、本CDの一番の驚きはKATE BUSHの"嵐が丘"をカヴァーしている事だ。間違っても光速スラッシュメタルではなく、野郎ヴォーカルでハイトーンの忠実なカヴァーである。ちょっと演奏が力強いが。(笑)Voは元々クラシックもやっていた人間で力量も十分。劇的な音楽が聴きたい人には自信を持ってお薦め出来る。
遊佐度
廃盤度
VICP-5314/ビクター・エンターテイメント/1993
彼女は日本での知名度は殆ど無いが、MIKE OLDFIELDの"Moonlight Shadow"(「CRISES」収録)を歌っていた人、と言えば遊佐ファンには通じるかも知れない。
どれも心温まるPopsであるが、ケルティックな味付けを濃厚にしたM. OLDFIELDの"To France"は泣ける。遊佐が水色ツアーで歌ったトラッドの"She Moved Through The Fair"も収録されている。
国内盤が無く、輸入盤のみなのが唯一の難点か。
遊佐度
廃盤度
7243 8 37563 22/EMI Electrola/1996
英国フォークロック三種の神器(TUDOR LODGE、SPIROGYRA、MELLOW CANDLE)の1つ。(笑)
余りサイケ味が無く、その代わりか、不思議と2人の女性ヴォーカルに野生味が感じられて面白い。Track 6の"Dan The Wing / ダンよ悪魔に気を付けろ!"の様に、ヴォーカルとコーラスという分担ではなく、正にツイン・ヴォーカルで歌いまくる曲がこのバンドの持ち味かも知れない。
プログレにありがちな派手な鍵盤演奏は無いが、Track1でバックで微かにぼんやりと鳴っているキーボード(メロトロン?)も良い隠し味になっている。